- 育児休業から復帰したけど、仕事も忙しくてごはんを作る余裕がない…。
- 1歳の子どもがいて、帰宅後も子どもの相手をしてるとごはんが作れない…。
この記事では、共働きで余裕がないと感じている方向けに忙しくてごはんが作れない時の対処法をご紹介しています。
この記事を読めば、ごはんが全く作れない時に具体的にどう乗り切ればよいのかを理解するとともに、育児や家事の負担を軽くする工夫が理解できます。子どもに対してイライラしない余裕のあるワーママの生活を送ることができます。
この記事でわかること
- ごはんが全く作れない時の対処法
- 夕飯までの時間を短縮するアイディア
- もっと余裕がもてる生活の工夫
育休復帰を2度経験し、1歳&4歳を育てる現役フルタイムワーママの筆者が、管理栄養士の視点も交えてご紹介しますね。
ごはんが全く作れない時の対処法5選
ごはんが全く作れない時は、無理せず便利なサービスを使って乗りきりましょう。
「子どものために、手作りしなくきゃ…」と思わなくていいです。
子どもも大人も、最も重要なのは生きていくのに必要な栄養量を満たすことです。
味付けが濃いのでは…、添加物が気になる…、手作りしなきゃ…とかは、余裕があるのなら意識した方がいいのは事実です。
でも、今は、ご飯を作るのも大変な時です。この大変な時期をどうやって乗り切るかを考えましょう。
具体的な対処法は以下の5つです。
- レトルト食品や冷凍食品、フリーズドライ食品を使う
- 惣菜(テイクアウト)を買う
- 冷凍弁当を利用する(ストックしておく)
- 出前を頼む
- 外食
レトルト食品や冷凍食品、フリーズドライ食品を使う
ごはんが全く作れない時は、レトルト食品や冷凍食品、フリーズドライ食品を上手に活用しましょう。
最近のレトルト食品や冷凍食品は、美味しいものが増え賞味期限も長く、防災時の食料としても役に立つので、普段からストックしておくと便利です。
- レトルト食品:カレー、パスタソース、牛丼、親子丼など
- 冷凍食品:からあげ、冷凍餃子、冷凍うどん、パスタ、チャーハンなど
- フリーズドライ食品:スープ、みそ汁など
レトルト食品や冷凍食品は、湯せんではなくレンジで温められるものがおススメです!
惣菜(テイクアウト)を買う
ごはんが全く作れない時は、帰宅途中にお店に立ち寄り、惣菜(テイクアウト)を買うのもよいです。
自分の目で見て選ぶことができますし、タイムセールになってお得に買える可能性もあります。
状況に合わせて、どんなおかずを買ったらよいのか考えてみてください。
- 何も作れない時:お弁当を買う
- ごはん、みそ汁程度は作れる時:肉や野菜などのメインのおかずを買う
- おかずが足りない時:野菜などの小さなおかずを買う
冷凍弁当を利用する
ごはんが全く作れない時には、冷凍弁当を利用するのも1つの選択肢です。
冷凍庫に余裕があれば2~3食ストックしておくと安心です。ヨシケイなどのミールキット会社では、冷凍弁当を扱っているので便利なサービスを利用してみるのもおススメですよ。
出前を頼む
最近はUberEatsや出前館など、自宅まで料理を届けてくれるサービスが充実しています。
ごはんが全く作れない時には、実店舗で購入するより少し割高だけど、出前を頼んでみましょう。
帰れ道に買い物に行く時間が取れない時や、食べた後の洗い物をしたくない時、とっても疲れている時は楽チンでありがたいです。
ただ、配達まで時間がかかるので、出前を頼むのなら早めの判断が大事!
仕事の昼休みなどにスマホ(アプリ)から注文しておくとスムーズです。
帰りの電車内で注文しようとしたら、配達時間が近くて予約できなかった経験があるので注意してね。
外食をする
ごはんが全く作れない時の最後の手段は、思い切って外食をしてしまいましょう。
ただ、1歳児を連れての外食はお子様対応をしているお店であることが必須条件!
普通のお店に行ってしまうと、他の客に気を使うなど、かえって気疲れする場合もあるので注意が必要です。
お子様メニューやお子様イスがあったり、お子様歓迎の雰囲気のお店に行くのがベター。
子連れにおすすめのお店
フードコート、丸源(ラーメン)、ガスト(ファミレス)、はま寿司(回転ずし)など
夕飯までの時間を短縮するアイディア4選
仕事復帰したばかりで忙しいだけでなく、帰宅後も子どもの相手をしているとごはんを作る時間が取れませんよね。
1歳ぐらいの小さな子どもは、おなかがすくと待つことはできません。
大きな声で泣かれると、自分だって疲れているのに、とイライラしてしまうことも…。
そんな状況を回避するためにも、帰宅してから夕飯までの時間を短縮する工夫も大事です。
具体的な方法は以下の4つです。
- 週末に作り置きをしておく
- 朝、準備をしておく
- ミールキットを活用する
- そのままで一品になるおかずをストックしておく
週末に作り置きをしておく
料理が得意な人は週末に作り置きをしておくと、平日の夕食時にすぐに出すことができます。
「これを出せばいいや…」と思えるので気持ちが楽になりますね。
週末に料理をする時間を確保する必要があるので、旦那さんにお願いし子どもを外へ連れだしてもらいましょう。
たくさん作っても一度には食べないので、タッパーやジップロックなどに小分けして数回に分けて食べられるように保存しておくと使いやすいです。
料理の保存期間は、冷蔵で3日、冷凍で2週間程度を目安にしてください。
料理が苦手な人は、家事代行で作り置き用の料理作りを依頼するといいですよ。
同じ2時間でも、料理が苦手な人が作ると2~3品くらいしかできませんが、プロに頼むと8~10品くらい作ってくれます。
お休みの日に家事代行さんに料理作りをお願いし、その間に掃除など他の家事をあなたが行うと効率よく週末が過ごせますよ。
朝、準備をしておく
帰宅してからは時間が取れないので、朝、家を出る前に夕飯の準備をしておくと、夕飯作りがスムーズに進められます。
- 炊飯器はタイマーで朝セットしておく
- 野菜を切っておく
- 調理家電をセットする
炊飯器はタイマーで朝セットしておく
これだけはぜひやっておいてください!
帰宅後の流れがだいぶ違ってきます。最悪、ご飯さえ炊いてあれば、レトルトカレーでなんとかなりますよ。
お米はもちろん無洗米で!研がずにセットできるので楽チンです。
野菜を切っておく
子どもが起きる前に少し早く起きて時間をとれれば、夕飯で使う野菜を切っておくだけで時短になります。
切った野菜はジップロックに入れて冷蔵庫に入れておけば、臭いの移り変わりや乾燥も防ぐことができます。
調理家電を活用する
ホットクックなどの調理家電もともて便利なツールで、夕食までの時間を短縮することができます。
朝、材料を入れておくだけで帰宅時には出来上がっているので、帰宅後すぐに夕飯を出すことができ、負担なく1品を作ることができます。
ミールキットを活用する
帰宅してから夕食までの時間を短縮するには、ミールキットを活用するのもおススメです。
簡単調理でできるおかずとレシピがセットになったミールキットの利用は時短につながります。10分程度の調理で手作り感のある夕食を準備できるので、ちゃんと作った感があり罪悪感を減らすことができます。
また、献立を決める、バランスを考える、使用食材を考える、買い出しに行くをしなくて済むというように、実際に夕食を作っている時間だけでなく、準備にかかる時間や負担を練らすことができるのが大きなメリットです。
届いた材料でレシピ通りに作るだけなので「夕飯どうしよう…」のストレスから解放されますよ。
ミールキットは、事前にレシピを確認できることがほとんどなので、予めレシピを読み、使用食材や調理手順など段取りを把握しておくことでよりスムーズにできます。
ミールキットはにニーズに合わせて数多くのサービスがあります。自分の家族の人数や味の嗜好、料理レベルに合わせて選んでみてください。
私は、豊富なメニューから選べて、毎日届くヨシケイを利用しています。
そのままで一品になるおかずをストックしておく
そのままで一品になるおかずをストックしておくと、夕食までの時間を短縮することができます。
夕食に何品か作ろうとした時、全部を作ると時間がかかりますが、調理をしなくても一品となるおかずがあると便利です。冷蔵庫に常備しておくと、パッと出せます。
「これ食べて待っててね~。」とおなかをすかせた子どもの時間稼ぎにすることもできます。
冷蔵庫に常備しておくと便利な一品
納豆、めかぶ、もずく、ハム、チーズ、かにかま、ちくわ、ミニトマトなど
今よりも余裕がもてる生活の工夫
共働きで余裕がないと感じているのなら、今よりも心に余裕がもてる生活にしていくのも大事なことです。
子どもに対してイライラしない、いつも笑顔でいるための工夫は以下の3つです。
- 育児と家事の分担を見直す
- 自分の自由時間をもつ
- 育児を負担を減らす
育児と家事の分担を見直す
まずは、育児と家事の分担を見直してみましょう。
産休・育休中は家にいたので、どうしてもあなたの方が多く担っていたと思います。
でも、仕事復帰をして共働きをしているのですから、旦那さんとの分担の見直しも大事です。
名もなき家事は意外と多いので、毎日のやるべきタスクを書き出し分担の比率を確認してみてください。
旦那さんとあなたの割合が極端に差があるときには、もっと旦那さんにお願いして育児や家事をやってもらいましょう。
1人目の復帰時に作成した我が家のタスク表です。よければ参考にしてみてください。
自分の自由時間をもつ
イライラしないでいつも笑顔でいるためには、自分の自由時間をもつことが大事です。
平日は、朝起きてから子どもの朝食や登園準備。仕事が終わったら急いで帰って、お迎え、お風呂、夕飯、寝かしつけ…。
休日は、子どもの相手に掃除に洗濯、料理の作り置き…。
忙しすぎて、自分の自由時間をもつことがない日々ですよね。
「子どものため」「家族のため」と嬉しい反面、心も体も疲れが溜まってしまっています。
たまには自分だけのために使う自由時間をもって、リフレッシュしてみてください。
私は毎月1回リフレッシュ時間を持っています。美容院やエステ、マッサージ、映画など普段は子供が一緒で入れないところに行ったりしてます。
リフレッシュできると心に余裕ができ、「また頑張ろう!」と明日への活力につながったり、子どもに対しても優しくなれたりします。
育児の負担を減らす
今よりも余裕をもつためには、育児を負担を減らすことも大事です。
仕事から帰って子どものお迎えをして、帰宅後はすぐに夕飯を作りたい!
でも、1歳の子どもは、ちょうど「かまって、かまって~」の時期です。
子どもの相手をしていると家事が進まないし、相手をしないとなて不機嫌になり自分自身もイライラするし。
そんな時は、YouTubeやこどもちゃれんじなど一人で観てくれる教材を導入し、遊び相手の時間を減らしてみるといいですよ。
子どもの相手をする時間が短くなるので、負担が軽くなります。
動画を長い時間視聴させるのも嫌なので、夕飯準備の20分だけなど時間を区切って利用してみましょう。
家事の負担を減らす
今の生活の仕方で「余裕がない!」と感じているなら、家事の負担を減らすことも考えてみましょう。
家事の負担を減らす3つの方法は以下のとおりです。
- 洗い物を減らす
- 食器洗浄機を購入する
- 洗濯乾燥機を購入する
ワンプレートで洗い物を減らす
ごはんを食べた後の洗い物は面倒ですよね。使う食器をワンプレート1枚にすることで、洗い物を減らすことができます。洗い物が減れば、洗い物にかかる時間大幅にも短縮!
サラダやメイン料理を1枚のお皿に盛るワンプレートは、見た目もおしゃれになるので罪悪感がありません。
メイン料理はここ、副菜はここ、と盛る場所が決まっているため、品数が増えるので栄養バランスもよくなりますよ。
ワンプレートにしたら、洗い物の負担がだいぶ減ったよ~。
できるだけ食器の枚数を減らしたい場合は、ごはんもプレートによそってみてください。
ごはん茶碗、汁椀、ワンプレートだと1人3枚の食器を使うことになりますが、ごはんもプレートによそえば、汁椀、ワンプレートで1人2枚です。
3人家族なら、6枚だけ食器を洗えばいいんです!
とっても楽チンですよ。
テイクアウトした惣菜がある時はワンプレートに載せるか、そのまま食卓へ出してみてください。味気ないと言われるかもしれないし、お惣菜を買ったうしろめたさもあるかもしれません。
でも、大変なのは事実です。
これだけ大変なんだ、と旦那さんにも理解してもらいたいですよね。
ワンプレート食器の選び方ポイント
- レンジ対応可だと便利(盛付後に温め直しができる)
- 食器洗浄機で洗える(食洗器に入る大きさかどうかも確認)
- 撥水加工されている(ケチャップなどの色移りがしにくい)
- 仕切りに深さがある(カレーライスなどでも使用できる)
撥水加工されていても、使用後そのまま放置してしまうと色移りしやすいから注意してくださいね。
食器洗浄機を購入する
片付けの手間を減らすには、食器洗浄機の購入も検討してみましょう。
共働き家庭の3種の神器の1つ、食器洗浄機は高額ですが導入の価値はあるでしょう。
皿洗いを毎日30分している場合、365日間行うと、0.5時間×365日=182時間も使うことになります。
時給1000円だとしても、1年間で182,000円分の時間価値を損失…。
食器洗いの時間がこんなにあったとは…!!
18万円の食器洗浄機を購入しても1年で元がとれます。食器を洗わなくて済むのなら、あなたの負担やイライラが減るだけでなく、家族との時間が増え幸せも増えるでしょう。
洗濯乾燥機を購入する
家事の時間を減らすには、洗濯乾燥機を導入するのも1つの選択肢です。
洗濯物は干す・たたむがストレスですよね。
毎日40分を選択の時間に使っているとしたら…。
食器洗浄機と同じ考えで行くと、0.6時間×365日×1000円=219,000円分の時間損失(1年間)です。
洗濯にかかる時間もこんなに多いのね…。毎日、大変だわ。
しかも、子どもが保育園に行きだすと洗濯物が大幅に増えます。
特に梅雨時は乾かないので、前日の洗濯物が乾いてないのに、また洗濯機を回す…というサイクルになってきてしまいます。
乾燥機がついていないととっても大変です。
私は1人目の時は購入しなかったので、復帰直後の梅雨時期が大変なことに…。
衣類乾燥機がない場合は、浴室乾燥機を使用したりしていましたが、お風呂を沸かす時に移動させなくてはならないので、その手間が忙しい時には案外手間でした…。
復帰後の梅雨時期を迎える前には、洗濯乾燥機の購入をぜひ検討してみてください。
22万円の乾燥機でも、毎日使えば1年で元がとれますよ!
育児や家事の負担が軽くなる仕組みを取り入れよう
働きながら育児・家事を両立させていくのはとても大変なことです。
しかも長い期間のことなので、あなたの努力だけで乗り切ろうとせずに育児や家事の負担が軽くなる仕組みを取り入れてみてください。
無理なく、少しでもストレスなく、いつもニコニコ笑顔でこどもに接せられる母親でいるために、今回ご紹介した中からできそうなものから少しづつ取り入れてみてくださいね。
育児・家事はずっ~と続くので、無理なくできるものを取り入れてみてください。